昨日の記事の続き。
小学3年生の娘が、時間と時刻でつまづいている。
どうにか理解してほしいと、いろいろと試行錯誤するのだが、時計がきちんと理解できていないので、そこからおしえても何をやっているかわからないとなってしまう。
以前にこのブログで、野球を知らない人に野球のルールをおしえるのは難しい、ということを書いたが、それと同じような感覚を覚えた。
時計の絵を書いて、1分ずつ進めていくような説明していても埒が明かないと思ったので、ここはYouTubeの力を借りようと、「小学3年生 時計」や「小学3年生 時間 時刻」などで検索をしてみた。
すると、いくつも動画が出てきたので、その中から再生回数が多いものをいくつかいっしょに見てみることにした。
2~3つ見ていると、1つこれならいけるかも、という動画があった。
この動画では、時計の絵を使わずに、単純に計算をするように教えていた。
ポイントとしては2点。
1つは、1時間=60分なので、筆算の桁の繰り上げ・繰り下げと同じように、時間の貸し借りをするということ。
もう1つは、足し算をするのか、引き算をするのか、どちらなのかをきちんと確認すること。
具体例として、7時20分から50分テレビを見ると、何時何分になりますか、という問題。
7時20分に50分を単純に足してあげると、7時70分になる。70分は60分と10分に分けられるので、60分は1時間で7時に1時間足して8時、残りは10分なので、答えは8時10分と計算させる。
これだと、時計は出てこない。単純に時間どうしと分どうしを計算すればいい。
本質的に時計や時間・時刻の理解になるかと言われれば疑問も残るが、何も手がつかないという状況よりはぜんぜんいいなと思い、この方法で娘にも問題を解かせてみた。
途中の計算がおぼつかないところはあるものの、どうにか答えにたどりつけ、娘としても一安心の模様だった。
この解法、どちらかというとテクニックに走っている感はある。本質を理解するというよりは、計算方法をマスターするという感じだろうか。これには賛否はあるかと思うが、私はいいと思っている。
少なくとも、うちの娘の場合は、何をやったらいいかわからないという状況だったので、それであれば何であれ答えにたどりつくというのは、一歩も二歩も前進している。
何はともあれ問題が解けるようになること、そしてできるという感覚を身につけることができるのが大事なのではないかと思うわけである。
とはいえ、まだこれで理解できたというわけではないので、引き続き少しでも理解が深まるよう、見ていきたいと思う。
ということで、YouTubeで勉強するのも悪くない、という話でした。